誰にでも隔ててなく相対する「喫茶去(きっさこ)」って何?
こんにちは!✨
みなさんは友達と話すとき、相手によって接し方を変えたりしていませんか?仲のいい友達には元気に話しかけるけど、あまり親しくない人やちょっと苦手な人には距離を置いてしまうこと、あるかもしれませんね。
でも、そんなときのための考え方が「喫茶去(きっさこ)」というなんです。 この言葉には、友達同士だけでなく、いろんな人と平等に接するためのヒントが詰まっていますよ!
「喫茶去」ってどういう意味ですか?
「喫茶去」をそのまま訳すと、「お茶でも飲んでいきなよ」みたいな感じです。 この言葉は、昔の中国の禅僧・趙州禅師(ちょう州禅師)が使っていたもので、どんな人が来ても、自分や年齢に関係なく同じように「お茶でもどうぞ」とすめていたんです。
かつて、賢そうな人でも、そうじゃない人でも、偉い人でも、普通の人でも、みーんなに「お茶どうぞ」と声をかけます。分け隔てなく接するということなんですね。
分け隔てなくてどういうことですか?
たとえば、こんなシーンを想像してみてください:
- 学校で新しいクラスメイトが来たとき
「この子、どんな子なんだろう?」と少し構えてしまうこと、ありますよね。でも、「喫茶去」の心で接すれば、まずは普通に「こんにちは!」と声をかけてみることができます。 - 部活で最低限や先輩に近づくとき
相手が勝手に偉そうにしたり、先輩ということで必要以上に緊張するのではなく、どちらにも同じように接することが大切です。
平等に接することで、相手もリラックスしてくれるし、あなた自身も楽な気持ちでいられるんです!
「ご飯を食べたら茶を洗う」ってどういう意味ですか?
「喫茶去」と並んで、趙州(じょうしゅう)禅師がよく言った言葉に「ご飯を食べたら茶碗を洗う」というものがあります。一見当たり前のことのように思えますが、実は非常に深い意味があるんです。
これは、「何かをしたら、それをしっかり準備して次に進みます」ということを表しています。
- 勉強が終わったら机を片づける
- 部活が終わったら道具をちゃんとやってしまう
これをちゃんとやることで、気持ちがスッキリして次のことに集中できるんですね!
毎日「喫茶去」を慣れてみよう
「喫茶去」の考え方は、特別なことをする必要はありません。以下のようなことを意識してみてください:
- まず挨拶をしてみる
誰にでも「おはよう!」とか「こんにちは!」と声をかけてみるだけでOK。 - 偏見を持たずに話してみるその
人がどんな人か、自分の勝手なイメージで決めつけず、フラットな気持ちで接してみる。 - 終わったことをきれいにする
ご飯を食べたら食器を片づけられるように、やったことの「あと始末」は忘れない。
終わりに
「喫茶去」という言葉には、誰にでも平等に接する心、そして目の前のことを丁寧にこなしていく大切さが込められています。 「喫茶去」を実践してみてくださいね。
そうすれば、もっと楽しい友達や家族と接することができて、自分の心もスッキリしてくるはずです!
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