「同じに見えても一つではない」:白馬蘆花(はくばろか)の教え
こんにちは!
皆さんは、「自分って、みんなと同じなのかな?」とか、「どうあの人は自分と違うんだろう?」と考えたことはありませんか?
今回ご紹介する禅語「白馬蘆花(はくばろか)」には、**「同じに見えるものも、それぞれ違う」**という深い意味が込められています。
白馬と蘆の花:同じに見えるけど…
「白馬蘆花」とは、白い芦の花がたくさん咲いている中に、白馬(白い馬)が入ったらどうなるか、というお話です。
遠くから見ると、どちらも白くて区別がつかないように思いますよね。でも、よく見ると、芦の花は植物、白馬は動物です。
ここでのポイントは:
- 一見同じように見えるものも、実際には別のもの
- それぞれの違いを認めることが大切
仏教の「不一不二(ふいつふに)」の考え方
このお話は、仏教の「不一不二(ふいつふに)」という考え方に基づいています。
- 「不一(ふいつ)」:ひとつではない。
- 「不二(ふに)」:完全に別にいる。
ところで、普通の人(凡夫)と悟りを開いた人(仏)は、一見すると全然違う存在のように思えます。でも、どちらも「命ある存在」という点ではつながっている。
ありながら別々のもの、別々でありながらひとつのものという考え方です。
なんだかややこしい言葉ですね😥
難しく考えずに楽な気持ちでみてください😂
日常生活に生かすとどうなる?
この禅語は、私の日常生活でも役立つ考え方です。
1. 「同じだよ」と決めつけない
友達や家族、クラスメートが同じように見えても、みんなそれぞれ違う考え方や感じ方を持っています。考えてみると、新しい発見があるかもしれません。
2. 「自分らしさ」を大切にする
みんなが同じように見える場所(学校の制服や部活など)でも、自分の個性を忘れないことが大事です。
また他の人と違うことを気にしすぎず、「自分は自分」として大切にできればいいですね。
3.相手を尊重する
「みんな同じなんだから、これでいいよね」と考えるのではなく、相手の気持ちや背景を理解しようとすることが大切です。違いを認めることで、もっと深い友情や信頼が生まれるのではないでしょうか。
他人も大切に
「白馬蘆花」という禅語は、**「一見同じに見えるものにも、それぞれの違いがある」**という大切なメッセージを教えます。そして、それを認識していることで、自分も他人も大切にできるようになります。
誰かと意見が違ったり、「自分って他の人と違うのかな」と悩んだりしたら、この禅語を思い出してみてください。気持ちが少し楽になれば幸いです☺️
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