スーパーで割高なもの10個【2026年】グラム単価で計算した
📚 あわせて読みたい
買う場所ではなく買う習慣のほうを見直したい方は 買うのをやめたもの12個 をどうぞ。この記事はその「スーパー編」にあたります。
「カット野菜は割高」とよく言われますが、いくら割高なのかを数字で見たことはあるでしょうか。
そこでスーパーでよく買うもの10個を、すべて100gあたり・1Lあたりの単価にそろえて計算しました。差が17倍のものもあれば、思ったより差がない(15%)ものもありました。
そして大事なのは、割高でも買ったほうが安くなる場合があるということです。その分かれ目がどこにあるのかも、キャベツで実際に計算しています。
3秒結論
✅ 差が一番大きいのはペットボトルのお茶(約17倍)。カット野菜は約4倍
✅ 少量パックの肉は15%しか違わない。ここでがんばっても効果は薄い
✅ 1/4しか使わないならカット野菜のほうが安い。分かれ目は使い切れるかどうか
「割高」は感覚ではなく、そろえた単位で見る
スーパーで「これは高い」と感じるとき、たいていは値札の金額を見ています。でも110円の千切りキャベツと200円のキャベツ1玉では、入っている量がまるでちがいます。
比べられるようにするには、単位をそろえるしかありません。食品なら100gあたりいくら、飲み物なら1Lあたりいくら。これだけで、見え方が変わります。
たとえばキャベツなら、千切りが100gあたり73円で、1玉が100gあたり17円。4倍以上ちがうと分かって初めて、買うかどうかを選べます。
⚠️ 先に、正直な話を
この記事に出てくる値段は、2026年9月時点の一般的なスーパーの価格帯です。地域や店、時期によってふつうに1〜3割は動きます。
なので金額そのものより「何倍ちがうか」を見てください。倍率のほうは、値段が動いてもだいたい変わりません。
それと、この記事は「割高なものを買うな」という話ではありません。割高でも買ったほうが安くなる場合があるので、そちらも後半でちゃんと計算しています。
スーパーで割高なもの10個
① ペットボトルのお茶(約17倍)
いくらちがうか。2Lで約200円なので1Lあたり100円。麦茶パックは52袋で約300円、1袋で1Lつくれるので1Lあたり約6円です。500mlのペットボトルで比べると約30倍になります。
代わりにできること。麦茶パックを水出しにする。ポットに入れて冷蔵庫へ入れるだけで、夜のうちにできています。
10個のなかで差が一番大きいのはこれでした。味の好みで選ぶのはいいのですが、値段で選んでいるつもりなら逆になっています。
② カット野菜(千切りキャベツなど)(約4倍)
いくらちがうか。千切りキャベツは150gで約110円、100gあたり73円。キャベツ1玉は約1,200gで200円なので100gあたり17円です。
代わりにできること。1玉買って、その日に半分を切っておく。切ってしまえばカット野菜と同じ手間で使えます。
ただしこれは使い切れる人の話です。分かれ目は後の章で計算しました。
③ サラダチキン(約2.7倍)
いくらちがうか。115gで約250円、100gあたり約217円。鶏むね肉は100gあたり約80円です。同じたんぱく質を、3倍近い値段で買っていることになります。
代わりにできること。鶏むね肉を茹でて、切って冷蔵。塩と酒だけで下味をつければ3日はもちます。
忙しい日の1個は問題ありません。毎日買っていると月に5,000円ほど変わります。
④ パックごはん(約2.3倍)
いくらちがうか。3食入りで約400円なので1食133円。お米は5kg3,198円として、茶碗1杯(約200g)ぶんが約58円です。
代わりにできること。まとめて炊いて1杯ずつラップで冷凍。レンジの時間はパックごはんとほぼ同じです。
非常用に何個か置いておくのは賛成です。常用すると効いてきます。
⑤ カットフルーツ(約2〜3倍)
いくらちがうか。100gで200円前後。丸ごと買えば、りんごもパイナップルも100gあたり70〜100円くらいに収まります。
代わりにできること。買った日に切って、密閉容器へ。りんごは塩水に5秒くぐらせると茶色くなりません。
果物は「切ってあるかどうか」で値段が変わる代表格です。
⑥ 少量パックの肉(1〜2割)
いくらちがうか。豚こま200gが約320円(100g160円)、500gパックは約700円(100g140円)。差は15%前後で、他の項目ほど大きくはありません。
代わりにできること。大きいパックを買って、その日に小分けして冷凍。100gずつラップで包むだけです。
使い切れないなら少量パックのほうが安いので、ここは無理をしなくて大丈夫です。
⑦ 惣菜のポテトサラダ・煮物(約2倍)
いくらちがうか。100gで200円前後。じゃがいもは1kg300円台なので、材料費だけなら同じ量が半分以下でつくれます。
代わりにできること。作り置きに回す。ポテトサラダも煮物も、3〜4日はもつので週末に1回で足ります。
作り方は 作り置き副菜レシピ6選 にまとめています。
⑧ 個包装のお菓子(2〜4割)
いくらちがうか。同じメーカーの同じ商品でも、個包装は1gあたり2〜4割高いことが多いです。包装ぶんの値段がのっています。
代わりにできること。大袋を買って、食べるぶんだけ小皿に出す。袋のまま食べないのがコツです。
食べすぎ防止のために個包装を選ぶのは合理的です。その場合は割高でも正解です。
⑨ 小さいサイズの調味料(約1.5〜2倍)
いくらちがうか。醤油200mlが約150円(100mlあたり75円)、1Lは約400円(100mlあたり40円)。腐るものではないので、小さいサイズを選ぶ理由がありません。
代わりにできること。使う頻度が高い調味料だけ大きいサイズに。減らないものは小さいままで大丈夫です。
砂糖・塩・醤油・油の4つを大きいサイズにするだけで、年に2,000円ほど変わります。
⑩ コンビニサイズの牛乳・ヨーグルト(約2倍)
いくらちがうか。200mlの牛乳が約100円(1Lあたり500円)、1Lパックは約230円。ヨーグルトも小分けカップは400gタイプの2倍前後です。
代わりにできること。大きいパックを買って、飲むぶんだけコップに移す。ヨーグルトは器に取り分ける。
持ち歩くなら小さいサイズで正解です。家で飲むぶんだけ大きいものにすれば十分です。
倍率の順に並べるとこうなる
| 割高なもの | おおよその倍率 |
|---|---|
| ペットボトルのお茶 | 約17倍 |
| カット野菜(千切りキャベツなど) | 約4倍 |
| サラダチキン | 約2.7倍 |
| パックごはん | 約2.3倍 |
| カットフルーツ | 約2〜3倍 |
| 惣菜のポテトサラダ・煮物 | 約2倍 |
| 個包装のお菓子 | 2〜4割 |
| コンビニサイズの牛乳・ヨーグルト | 約2倍 |
| 小さいサイズの調味料 | 約1.5〜2倍 |
| 少量パックの肉 | 1〜2割 |
上の3つ(お茶・カット野菜・サラダチキン)で、ほとんどの差がついています。逆に下のほうは1〜2割なので、ここを我慢しても家計はあまり変わりません。
節約は倍率の大きいものから順に手をつけるのが効率的です。全部やろうとすると、効果の小さいものにも同じ労力を使うことになります。
✍️ 運営者の体験談
最初に計算したのはカット野菜でした。4倍と分かって「もう買わない」と決めたのですが、結局2週間でやめました。
理由は単純で、1玉買っても使い切れなかったからです。半分しなびさせて捨てた時点で、カット野菜より高くついていました。
いま買っているのは、その日に切ってしまえる量だけ。安いかどうかは、値段ではなく使い切れるかで決まるというのが、計算してみて一番の発見でした。
どこで損得が入れかわるか(キャベツで計算)
ここがこの記事で一番大事なところです。キャベツ1玉が安いのは、使い切った場合だけです。
キャベツ1玉200円・約1,200g。使った量ごとに、実際に食べたぶんの単価を出すとこうなります。
| 1玉のうち使えた量 | 実際に食べたぶんの100g単価 | カット野菜(100g73円)と比べて |
|---|---|---|
| 全部(1,200g) | 17円 | 1玉が圧勝 |
| 3/4(900g) | 22円 | 1玉が勝ち |
| 半分(600g) | 33円 | 1玉が勝ち |
| 1/3(400g) | 50円 | 1玉が勝ち |
| 1/4(300g) | 67円 | ほぼ互角 |
| 1/5(240g) | 83円 | カット野菜のほうが安い |
分かれ目は1/4でした。1玉のうち4分の1しか使わずに捨てているなら、カット野菜を買っているのと同じか、それより損をしています。
つまり「カット野菜は割高だから買わない」は、使い切れる人にだけ正しいということです。一人暮らしで、週に2〜3回しか自炊しないなら、カット野菜のほうが安く済みます。
逆に、割高でも買っていいもの4つ
1. 使い切れないときのカット野菜
上で計算したとおりです。捨てる前提なら、少ないほうが安い。これは我慢する場面ではありません。
2. 冷凍野菜
冷凍のブロッコリーやほうれん草は、生より高く見えて実は同じくらいか安いことがあります。下処理済みで、しかも腐りません。捨てるリスクがゼロなので、実質の単価は生より下がります。
3. 体調が悪い日の惣菜
しんどい日に無理をして自炊すると、次の日に響きます。惣菜1回400円は、体調を崩す代金より安いです。ここを削るのは節約ではありません。
4. 見切り品(その日に食べるなら)
半額シールは、その日か翌日に食べる予定があるときだけ買う。「安いから」で買って冷蔵庫に入れると、結局100%の損になります。
お米だけは、買う場所ごと変えられる
④のパックごはんのところで、お米は5kg3,198円として計算しました。お米は毎月かならず出ていくのに、安い店を探すくらいしか手がない支出です。
ここだけは、買う場所を変えられます。ふるさと納税の返礼品にすると、4人家族で年20kgぶんが実質2,000円の自己負担になります。
⚠️ 先に、正直な話を
ふるさと納税は「タダでお米がもらえる制度」ではありません。正確には来年払う住民税を先に払って、お礼にお米をもらう仕組みです。
4万円を寄付すると、その4万円はいま財布から出ます。そのかわり翌年の住民税が約3万8,000円安くなり、差し引き自己負担2,000円で返礼品が手に入る、という順番です。
つまり手元のお金が増えるのではなく、「来年払う税金」が「今年の食べ物」に変わる。ここを誤解すると「思ったより得しなかった」となります。
やる前に知っておきたい注意点3つ
- 上限を超えた分は戻ってきません。年収と家族構成で上限が決まります。超えた分はまるごと自己負担なので、必ずシミュレーターで確認してから申し込みを。
- 住宅ローン控除を使っている人は要注意。控除の枠が重なって、思ったほど戻らないことがあります。心配なら寄付額を少なめにするのが安全です。
- お米20kgは、意外と場所を取ります。小分けにして密閉容器へ。一度に大量に頼まず定期便で分けて届けてもらうのが失敗しにくいです。
📚 やり方を最初から知りたい方へ
上限の調べ方から申し込み・ワンストップ特例まで、ふるさと納税のやり方・完全ガイド にまとめています。お米以外は 返礼品おすすめランキング もどうぞ。
よくある質問(Q&A)
Q. 全部やめたら月にいくら変わりますか?
A. 買っている量によりますが、上の3つ(お茶・カット野菜・サラダチキン)を毎日買っている人なら月5,000〜8,000円ほど動きます。下の7つは合わせても月1,000円前後です。まず上の3つだけで十分です。
Q. 自炊する時間がありません。
A. その場合は割高なものを買うのが正解です。カット野菜も惣菜も、時間を買っていると考えれば高くありません。削るなら食費ではなく 固定費 のほうが、時間をまったく使わずに減らせます。
Q. 業務スーパーなら安く買えますか?
A. 量が多いぶん単価は下がりますが、使い切れなければ同じことです。買うべきものと避けるものは 業務スーパー活用術 にまとめています。
Q. まとめ買いと、こまめに買うのはどちらが安いですか?
A. 使い切れるならまとめ買いです。ただし買い物の回数が減るぶん、1回で買いすぎる人もいます。手順は まとめ買い&作り置き をどうぞ。
Q. 一人暮らしでも同じですか?
A. 倍率は同じですが、使い切れる量がちがいます。一人暮らしなら、キャベツは1/2玉やカットを選ぶほうが安く済むことが多いです。一人暮らし向けの目安は 一人暮らしの食費を月2万円にする方法 にあります。
まとめ:安いかどうかは、値段ではなく使い切れるかで決まる
10個を100gあたり・1Lあたりの単価にそろえて計算した結果、差が大きいのはお茶(約17倍)・カット野菜(約4倍)・サラダチキン(約2.7倍)の3つでした。
でも一番はっきりしたのは、倍率だけでは決まらないということです。キャベツ1玉は、1/4しか使わないならカット野菜と同じ値段になります。
- まず上の3つだけ。ここで月5,000〜8,000円
- 下の7つは1〜2割の差。ここを我慢しても効果は薄い
- 使い切れないなら、少ないほうを買うのが正解
- 時間がない日・体調が悪い日は、割高でも買っていい
📚 次に読むなら
買う習慣そのものを見直すなら 買うのをやめたもの12個、食費全体の順番を知りたいなら 食費の節約術・完全ガイド をどうぞ。
📚 あわせて読みたい
値引きシールの狙い目は スーパーの半額シールは何時? にまとめました。2回に1回捨てたら定価と同じ、という分かれ目も計算しています。
