買わなくていいもの12個【2026年】年いくら浮くかを例で計算した
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この記事は「やめていい」シリーズの3本目です。節約そのもののやめどきは やめていい節約7つ、季節の行事は 年末年始にやめていいこと7つ にあります。
節約の記事はたいてい「安く買う方法」を教えてくれます。でも金額で比べると、効きやすいのは安く買うことより、買うのをやめることです。
安く買う節約は、毎回考えて、毎回動かないといけません。買うのをやめる節約は、一度決めれば勝手に続きます。この記事では、買うのをやめていい12個を、それぞれ年間いくら浮くかの例で計算しました。例の合計は年約18万円です(当サイトの計算)。逆に、やめないほうがいいものも書いています。
3秒結論
✅ 安く買う節約は毎回がんばる必要がある。買わない節約は一度で終わる
✅ 例で金額が大きいのは「コンビニの飲み物」と「買い物メモ」
✅ 健康・時間・人づきあいを削るものはやめない。そこは節約しても戻ってこない
- なぜ「買わない」が一番強い節約なのか
- 買わなくていいもの12個
- ① コンビニと自販機の飲み物(例:年39,000円)
- ② 使っていないサブスク(例:年18,000円)
- ③ シャンプー・洗剤の「本体ボトル」(例:年3,600円)
- ④ 買い物メモなしでスーパーに行くこと(例:年26,000円)
- ⑤ 使い切れない大袋・3個パックの野菜(例:年14,400円)
- ⑥ コンビニATMの手数料(例:年10,560円)
- ⑦ スーパーでお米を買うこと(例:年11,900円)
- ⑧ 送料無料にするための「あと1品」(例:年7,200円)
- ⑨ 使っていないカードの年会費(例:年11,000円)
- ⑩ 「そのうち使う」収納グッズ・保存容器(例:年6,000円)
- ⑪ 飲み会の二次会(例:年18,000円)
- ⑫ セールの「とりあえず」の服(例:年15,000円)
- 合計でいくら浮くか(例)
- お米だけは「やめる」ではなく「置き換える」
- 逆に、やめないほうがいいもの4つ
- やめるか迷ったときの3つの質問
- よくある質問(Q&A)
- まとめ:買わないものが決まると、家計は勝手に軽くなる
なぜ「買わない」が一番強い節約なのか
節約には大きく2種類あります。安く買うか、買わないかです。
安く買う節約は、チラシを見て、店をまわって、価格を比べます。効果は出ますが、やめた瞬間に元に戻ります。ずっと動き続けないといけない節約です。
買わない節約は逆で、最初に一度決めるだけです。「コンビニで飲み物を買わない」と決めた翌月から、何も考えなくても同じ金額が浮き続けます。意志の力を使うのは最初の1回だけ。だから続きます。
しかも買わない節約は、値上げの影響を受けません。買っていないものは、いくら値上がりしても家計に関係がないからです。
⚠️ 先に、正直な話を
この12個を全部やめれば必ず18万円浮く、という話ではありません。金額は、それぞれ「たとえばこう買っていたら」という例で計算したものです。買っていないものは、やめようがないからです。もともとコンビニで飲み物を買わない人には、この記事の①は0円です。
また④と⑤はどちらもスーパーでの買い方なので、重なっている部分があります。両方まるまる浮くわけではありません。金額よりも、自分に当てはまるものを2〜3個みつけるつもりで読んでください。
買わなくていいもの12個
① コンビニと自販機の飲み物(例:年39,000円)
やめていい理由。1本150円は安く感じます。でも週5日で買えば年39,000円です(150円×5日×52週)。国の家計調査(2025年)では、34歳以下の一人暮らしが買うペットボトル・缶などのお茶(茶飲料)は年7,914円、コーヒー飲料は年3,598円、炭酸飲料は年5,381円、ミネラルウォーターは年3,483円でした(スーパーなどで買った分も含む)。
代わりにすること。水筒に切り替える。麦茶やお茶は家で作れば、1本ずつ買うより安くすみます。保冷の水筒に朝のうちに氷を入れておけば、夕方まで冷たいままです。
ただし真夏に外で買う分は残す。熱中症は節約よりずっと高くつきます。
② 使っていないサブスク(例:年18,000円)
やめていい理由。月500〜1,500円のサブスクは、3つあっても気づきにくいものです。金額が小さく、明細で目立たないからです。
代わりにすること。スマホの「サブスクリプション」画面を月に1回だけ開く。3分で終わります。
見落としやすい固定費は 見落とし固定費ワースト10 にまとめています。
③ シャンプー・洗剤の「本体ボトル」(例:年3,600円)
やめていい理由。たとえば本体400円・詰め替え250円なら、差は150円。月2回買えば年3,600円になります。
代わりにすること。本体を1つだけ残して、あとは詰め替えにする。ボトルは洗って使い回します。
金額は小さいですが、一度決めれば二度と考えなくていいタイプの節約です。ただし詰め替えのほうが高いことも実際にあります。本体を安く売って詰め替えで利益を出す売り方があるためで、必ず1mlあたり・1gあたりで比べてから決めてください。
④ 買い物メモなしでスーパーに行くこと(例:年26,000円)
やめていい理由。メモがないと「なんとなく」の買い物が増えます。1回500円多く買うとして、週1回でも年26,000円です。
代わりにすること。冷蔵庫の扉に紙を貼って、なくなったものをその場で書くだけ。スマホのメモでも同じです。
買う前に決まっていると、売り場で迷わなくなります。
⑤ 使い切れない大袋・3個パックの野菜(例:年14,400円)
やめていい理由。「3個で298円」は1個99円ですが、2個腐らせたら実質1個298円です。安さは使い切って初めて成立します。
代わりにすること。使い切れる量だけ買う。多いときは買ったその日に切って冷凍する。決めるのはこの2つだけです。
使い切り方は キャベツ・大根・白菜のアレンジ記事にまとめてあります。
⑥ コンビニATMの手数料(例:年10,560円)
やめていい理由。たとえば1回220円を月4回なら年10,560円(手数料は銀行・時間帯・回数で違います)。1回ぶんは気になりませんが、年で1万円を超えます。自分のお金を引き出すのに払う料金です。
代わりにすること。給料日に1か月分をまとめて下ろす。ネット銀行の無料回数もそのまま使えます。
時間外の入出金も同じです。平日の昼に用事を寄せるだけで消えます。
⑦ スーパーでお米を買うこと(例:年11,900円)
やめていい理由。お米は毎月かならず出ていくのに、値段の見直しがしにくい支出です。ここだけは「やめる」のではなく置き換えます。
代わりにすること。ふるさと納税の返礼品に切り替える。くわしくは次の章に書きます。
食費全体の考え方は 食費の節約術・完全ガイド にあります。
⑧ 送料無料にするための「あと1品」(例:年7,200円)
やめていい理由。送料500円を浮かせるために800円のものを足す。足した物が要らない物なら、送料を払うより300円多く払っています。月2回で年7,200円です。
代わりにすること。カートに入れたまま1日置く。翌日も欲しければ買う。一晩おけば、本当に必要かを落ち着いて考えられます。
送料を払っても必要なものだけ買うほうが、結果として安くなることがあります。
⑨ 使っていないカードの年会費(例:年11,000円)
やめていい理由。入会キャンペーンで作ったまま使っていないカードでも、年会費(たとえばゴールドカードで年11,000円)は引かれ続けます。
代わりにすること。明細を「年会費」で検索して、使っていないものを解約する。
ただし解約すると、そのカードについていたポイントや付帯サービスもなくなります。メインの1枚は残して、ポイントは解約前に使い切ってください。
⑩ 「そのうち使う」収納グッズ・保存容器(例:年6,000円)
やめていい理由。片づけようとして収納を買う。片づく前に収納が増える。よくある失敗です。
代わりにすること。順番を逆にする。まず捨てる。それでも入らなければ買う。先に捨ててみると、買わずに済むこともあります。
保存容器も同じで、家にある容器で足りないかを先に確かめます。
⑪ 飲み会の二次会(例:年18,000円)
やめていい理由。一次会で満足しているのに、流れで行く二次会。1回3,000円、年6回なら18,000円です。
代わりにすること。集まった最初に「今日は一次会で帰るね」と言っておく。先に言えば角が立ちにくくなります。
一次会をやめたわけではありません。人と会う時間まで削ると、節約そのものが続かなくなります。
⑫ セールの「とりあえず」の服(例:年15,000円)
やめていい理由。半額だから買う。着なければ50%引きではなく100%の損です。たとえば3,000円の服を年5着なら15,000円。
代わりにすること。「いま持っている服と3通り組み合わせられるか」を売り場で考える。答えが出ないものは買わない。
服の数は減っても、持っている服のうち実際に着る服の割合を上げられます。
合計でいくら浮くか(例)
| やめるもの | 浮く金額(年・例) |
|---|---|
| ① コンビニと自販機の飲み物 | 年39,000円 |
| ② 使っていないサブスク | 年18,000円 |
| ③ シャンプー・洗剤の「本体ボトル」 | 年3,600円 |
| ④ 買い物メモなしでスーパーに行くこと | 年26,000円 |
| ⑤ 使い切れない大袋・3個パックの野菜 | 年14,400円 |
| ⑥ コンビニATMの手数料 | 年10,560円 |
| ⑦ スーパーでお米を買うこと | 年11,900円 |
| ⑧ 送料無料にするための「あと1品」 | 年7,200円 |
| ⑨ 使っていないカードの年会費 | 年11,000円 |
| ⑩ 「そのうち使う」収納グッズ・保存容器 | 年6,000円 |
| ⑪ 飲み会の二次会 | 年18,000円 |
| ⑫ セールの「とりあえず」の服 | 年15,000円 |
| 合計(例) | 年180,660円 |
例の合計で年180,660円。月にすると約15,100円です(当サイトの計算)。
ただし前に書いたとおり、④と⑤は重なる部分があります。それでも、買わない節約は手続きも比較も要りません。
多い順に並べると、①コンビニの飲み物と④買い物メモの2つで65,000円。例の合計の3分の1以上がこの2つです。全部やる必要はありません。当てはまるものを2〜3個で十分です。
お米だけは「やめる」ではなく「置き換える」
12個のうち⑦のお米だけは、性質がちがいます。飲み物やセール品とちがって、お米は買うのをやめられないからです。
そこでこれだけは、買う場所を変えます。ふるさと納税の返礼品に切り替える方法です。国の家計調査(2025年)では、2人以上の世帯が買うお米は年61.3kg・42,739円で、平均価格は1kgあたり約697円でした。この価格で20kgなら約13,900円。ほかに寄附がなく、上限の範囲内なら自己負担は2,000円なので、差し引き約11,900円ぶん食費が減ります(当サイトの計算)。
⚠️ 先に、正直な話を
ふるさと納税は「タダでお米がもらえる制度」ではありません。正確には来年払う住民税を先に払って、お礼にお米をもらう仕組みです。
4万円を寄付すると、その4万円はいま財布から出ます。そのかわり、上限の範囲内なら翌年の住民税が約3万8,000円安くなり(ワンストップ特例の場合。確定申告なら一部は所得税の還付)、差し引き自己負担2,000円で返礼品が手に入る、という順番です(総務省)。自己負担の2,000円は、1年の寄附全体で1回です。
つまり手元のお金が増えるのではなく、「来年払う税金」が「今年の食べ物」に変わる。ここを誤解すると「思ったより得しなかった」となります。逆に言えば、どうせ払う税金なら、お米に変えたほうがいいということです。
やる前に知っておきたい注意点3つ
- 上限を超えた分は戻ってきません。年収と家族構成で上限が決まります。超えた分はまるごと自己負担なので、必ずシミュレーターで確認してから申し込みを。
- 住宅ローン控除を使っている人は、上限をていねいに確認。税額の状況で、控除のされ方が変わることがあります。心配なら寄付額を少なめにするのが安全です。
- お米20kgは、意外と場所を取ります。とくに夏は虫がつきやすいので、小分けにして密閉容器へ。一度に大量に頼まず定期便で分けて届けてもらうのが失敗しにくいです。
📚 やり方を最初から知りたい方へ
上限の調べ方から申し込み・ワンストップ特例まで、ふるさと納税のやり方・完全ガイド にまとめています。お米以外は 返礼品おすすめランキング もどうぞ。
逆に、やめないほうがいいもの4つ
やめる方向に振りすぎると、お金は浮いても別のものが減ることがあります。
1. 歯の定期検診
検診を省いて虫歯が進めば、治療のほうが高くつくこともあります。予防にかけるお金は、節約の対象にしてはいけないという一番わかりやすい例です。
2. 靴と椅子
体に触れて、長時間使うものです。安い靴は早く傷んで買い替えが増え、結局高くつくことがあります。「毎日長く使うもの」だけは値段で選ばないのがおすすめです。
3. 火災保険
保険の入りすぎは見直したいところですが、火災保険は別です。賃貸でも持ち家でも、外すのではなく補償が合っているかと、ほかの会社の見積もりを確かめる形で見直してください。手順は 火災保険の見直し方 に書いています。
4. 食費のうち、たんぱく質
食費を削るとき、まっさきに減るのが肉・魚・卵・豆腐です。ここを削ると腹は満たせても体調が落ちます。削るなら量ではなく単価で。豆腐や卵に寄せるほうが安全です。
やめるか迷ったときの3つの質問
「これはやめていいのか」で迷ったとき、この3つで判断します。
- 買う理由があるか、それとも「買わない理由がない」だけか。後者ならやめて大丈夫です。
- 半年後もまだ使っているか。使っている姿が思い浮かばないなら買わない。セール品の多くは、ここで止まります。
- やめたとき、暮らしのどこが悪くなるか。言葉にできないならやめてよく、言葉にできるなら残します。歯の検診は、ここで「残す」に入ります。
3つめが一番大事です。何も悪くならないものだけをやめる。これを守れば、節約でつらくなることが減ります。
よくある質問(Q&A)
Q. 12個ぜんぶやめないとダメですか?
A. いいえ。例では、コンビニの飲み物と買い物メモの2つだけで年65,000円です。一度に全部やると反動が来ます。1か月に1個くらいのペースがおすすめです。
Q. 我慢がつらくて続きません。
A. 我慢で続けるものではありません。水筒を玄関に置く、冷蔵庫にペンを貼る、というようにやめやすい形に変えるほうが確実です。仕組みの作り方は ズボラでも続く節約術10選 にまとめています。
Q. 家族が協力してくれません。
A. 自分の分だけで始めて問題ありません。①②⑥⑧⑨⑫は一人で完結します。金額が出てから見せるほうが、説得より早く伝わります。
Q. どれくらいで効果が実感できますか?
A. 明細に出るまで2〜3か月です。1か月では誤差に埋もれます。3か月たったところで前年の同じ月と比べると、はっきり差が出ます。
Q. 記録はつけたほうがいいですか?
A. つけたほうが続きます。ただし手書きの家計簿は挫折しやすいので、口座とカードを自動でまとめてくれるアプリで十分です。比較は 家計簿アプリ徹底比較 にあります。
📚 もう1つの「買わなくていいもの」
家電の延長保証も、全部に入る必要はありません。入る価値があるのはドラム式・冷蔵庫・エアコンの3つだけです。→ 家電の延長保証はいらない?迷わず入っていいのは3つだけ
📚 買わないの次は「売る」
家の不用品をメルカリで売ったお金の家計簿の書き方と、300円で売れても手取り60円という早見表は メルカリの売上は家計簿にどう書く? に。服や本なら税金はかかりません。
まとめ:買わないものが決まると、家計は勝手に軽くなる
12個をやめると、例の合計で年180,660円(④と⑤は重なる部分あり)。金額と同じくらい大きいのは、考える回数が減ることです。
安く買う節約は、買うたびに判断が要ります。買わない節約は、最初の1回で終わります。売り場で迷わなくなり、レジで「これ要ったかな」と思うことも減ります。
- まず当てはまるものを2〜3個だけ。例ではコンビニの飲み物と買い物メモで年65,000円
- ④と⑤は重なるので、両方まるまる浮くわけではない
- 健康・時間・人づきあいは削らない。戻ってこないものだから
- 迷ったら「やめたとき、どこが悪くなるか」で決める
📚 次に読むなら
固定費のほうに手をつけるなら 見落とし固定費ワースト10、食費から始めるなら 食費の節約術・完全ガイド、続ける仕組みが欲しいなら ズボラでも続く節約術10選 をどうぞ。
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この記事で確認した公式ページ(2026年10月)
・総務省統計局「家計調査 単身世帯 2025年」第2表 男女,年齢階級別(品目分類)(34歳以下:茶飲料7,914円・コーヒー飲料3,598円・炭酸飲料5,381円・ミネラルウォーター3,483円)
・総務省統計局「家計調査 二人以上の世帯 2025年」第4-1表 品目別(米 年42,739円・61.31kg・平均価格697.12円/kg)
・総務省「ふるさと納税 税金の控除について」(寄附額−2,000円)
