ボーナスは家計簿にどう書く?【2026年】毎月の収入に混ぜない3つの置き場所
📚 あわせて読みたい
年に1回の出費の置き場所は 特別費の一覧と月いくら?、赤字の月の扱い方は 家計簿が赤字の月はどうする? に。この記事は、ボーナスの書き方と置き場所です。
ボーナスが入ると、家計簿のどこに書くか迷います。毎月の給料と同じ収入欄に書くと、その月だけ大きな黒字になり、ほかの月の赤字が見えなくなります。
この記事では、厚生労働省の統計でボーナスの平均額を確かめたうえで、ボーナスを毎月の家計から切り離して書く方法と、置き場所3つの決め方を、モデル家庭の1年分で計算します。
3秒結論
✅ ボーナスは毎月の収入欄に書かない。年2回の「ボーナスのページ」を別に作る
✅ 置き場所は3つ。順番は①特別費の不足 → ②貯金 → ③使う
✅ ①の金額は「1年分の特別費 − 毎月の黒字で積める分」で決まる
ボーナスは年85万円。毎月の収入に混ぜると何が起きる?
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2025年のボーナスは、夏が1人平均426,337円、冬が424,889円でした(支給された事業所で働く人の平均、額面)。夏冬で年85万円です。

これだけ大きなお金を毎月の収入に混ぜると、家計簿の見え方が変わります。

手取り28万円で、毎月の生活費が29万円の家の例です。毎月1万円ずつ足りていませんが、ボーナスを6月と12月の収入に入れると、その2か月だけ30万円以上の黒字になり、1年で見ると53万円のプラスに見えます。
実際には、毎月の暮らしが収入を超えている「毎月の赤字」です(赤字の見分け方は 家計簿が赤字の月はどうする? に)。ボーナスで埋め続けると、ボーナスが減った年に一気に苦しくなります。
ボーナスは「別のページ」に書く

ボーナスは、毎月の家計簿とは別の「ボーナスのページ」に書きます。ノートなら最後のページ、アプリなら「ボーナス」という項目や口座を1つ作るだけです。
- 振り込まれた日に、手取り(口座に入った金額)を書く。給与明細の額面ではない
- 置き場所3つの予定額を、使う前に書く
- 使ったら実際の金額をこのページに書く。毎月の家計簿には書かない
こうしておくと、毎月の家計簿はボーナスと関係なく、月の黒字・赤字がそのまま見えます。
置き場所は3つ。順番は「特別費 → 貯金 → 使う」

①特別費の不足。自動車税・帰省・年末年始など、年に1回の出費(特別費)のうち、毎月の黒字だけでは足りない分をボーナスから先に取ります。モデル家庭(手取り月28万円・生活費26万円)は毎月2万円の黒字で、1年に積めるのは24万円。特別費は年32万円なので、8万円足りません。夏と冬に4万円ずつ、特別費に回します。特別費に何が入るかは 特別費の一覧と月いくら?、年払いにすると安くなる支払いは 年払いで得するもの一覧 に。
②貯金。目標の額を、使う前に貯金口座へ移します。モデル家庭は夏冬20万円ずつ、年40万円です。
③使う。残りは全部、使っていいお金です。モデル家庭は年17万円。ここまで決めてあれば、家族の外食や欲しかった物に使っても、罪悪感はいりません。
順番を逆にして③から使うと、①と②が残りません。振り込まれた日のうちに、①と②を先に移してしまうのがいちばん確実です。
⚠️ 「ボーナス払い」がある家は、その分を一番先に
住宅ローンのボーナス払いや、クレジットカードのボーナス一括払いのように、ボーナスがないと払えない支払いがある家は、その分を①より先に取り分けます。ここを置き場所に入れ忘れると、③で使ったあとに足りなくなります。
カードのボーナス一括払いと、大きな買い物の書き方
クレジットカードのボーナス一括払いで買った物は、買った日に、ボーナスのページに書きます。夏や冬の引き落としの日には書きません。カードは「使った日に1回だけ書く」のが基本です(くわしくは 家計簿の締め日はいつがいい? の図4に)。
ボーナスで家電を買い替えるときも同じです。ボーナスのページ(③または①の特別費)に書けば、毎月の家計簿が家電の月だけ赤字になることはありません。
よくある質問(Q&A)
Q. ボーナスがない・減った年はどうする?
A. ①の特別費を、毎月の積立だけで足りるように組み直します。ボーナスに頼る分が多いほど、減った年に苦しくなります。特別費の月割りのしかたは 特別費の一覧と月いくら? に。
Q. 夫婦2人ともボーナスがあります。
A. 1つのボーナスのページにまとめて書きます。置き場所の金額は、振り込まれる前に2人で決めておくと、もめにくくなります(話し合い方は 家計会議のやり方 に)。
Q. ボーナスで毎月の赤字を埋めてもいい?
A. 年1回の出費が原因の「特別費の赤字」なら、①として埋めてかまいません。毎月の暮らしが収入を超えている「毎月の赤字」を埋め続けるのはやめて、固定費を見直してください(家計簿が赤字の月はどうする?)。
Q. 寸志や決算賞与も同じ書き方?
A. 同じです。毎月の給料以外にまとまって入るお金は、ボーナスのページに書いて、同じ順番で置き場所を決めます。
Q. いつ、いくらで書けばいい?
A. 振り込まれた日に、口座に入った手取りの金額で書きます。給与明細の額面(引かれる前の金額)で書くと、使えるお金より多く見えてしまいます。
まとめ:ボーナスは「別のページ」で、特別費 → 貯金 → 使う
- ボーナスは毎月の収入欄に書かない。別のページに手取りで書く
- 置き場所は①特別費の不足 → ②貯金 → ③使うの順
- ①は「1年分の特別費 − 毎月の黒字で積める分」
- ローンやカードのボーナス払いがある家は、その分を一番先に
- 毎月の赤字を、ボーナスで埋め続けない
📚 次に読むなら
①の準備は 特別費の一覧と月いくら?、年払いの払い方は 年払いで得するもの一覧、赤字の見分け方は 家計簿が赤字の月はどうする? をどうぞ。
この記事で確認した公式ページ(2026年10月)
・厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025(令和7)年9月分結果速報等」2025年11月6日(夏季賞与)
・厚生労働省「毎月勤労統計調査 2026(令和8)年2月分結果速報等」2026年4月8日(年末賞与)
・金額は、賞与を支給した事業所で働く人1人あたりの平均(事業所規模5人以上、額面)です。
・モデル家庭の数字(手取り・生活費・特別費・ボーナス)は、この記事のための試算です。
