水道代を節約する方法【2026年】お風呂・洗濯・トイレの公式の目安と漏水チェック
「水道代って意外と高い…でもどう節約すればいいの?」
東京都水道局の調査では、家庭の水の43%がお風呂、20%がトイレに使われています。資源エネルギー庁の目安では、シャワーを1分短くすると年約3,210円(ガス+水道)、洗濯をまとめ洗いにすると年約4,510円の節約。この記事では、公式の目安をもとにした水道代の下げ方と、漏水のチェック方法をまとめます。
3秒結論
✅ 家庭の水の43%はお風呂、20%はトイレ(東京都水道局)
✅ シャワーを1分短く:ガスと水道で年約3,210円(資源エネルギー庁)
✅ 残り湯の半分を洗濯などに:3人家族で月約650円(東京都水道局)
✅ 古いトイレは1回約13Lのことも。タンクにペットボトルは入れない(LIXIL)
✅ 漏水はメーターのパイロットで確認。トイレの小さな漏れでも1か月約69,000円になることも

結論:水道代は「お風呂・トイレ」から手をつける
家庭の水は、お風呂とトイレで6割あまり(43%+20%)。この2つの使い方を見直すのが近道です。お湯を使う場面では、ガス代も同時に下がります。
水道使用量の内訳
| 用途 | 使用量の割合 |
|---|---|
| お風呂(浴槽・シャワー) | 約43% |
| トイレ | 約20% |
| 洗濯 | 約16% |
| 炊事(キッチン) | 約15% |
| 洗面・その他 | 約6% |
※東京都水道局「令和3年度 一般家庭水使用目的別実態調査」。家庭により変わります。
東京都水道局の調査(令和7年度)では、1か月の平均使用水量は1人8.1㎥、2人14.4㎥、3人18.5㎥、4人22.4㎥、5人26.6㎥です。国の家計調査(2025年)では、上下水道料の平均は一人暮らしで月2,136円、4人世帯で月6,098円でした。自分の検針票と比べてみてください。
水道料金のしくみ
水道代は、ふつう基本料金+使った量に応じた料金で、下水道料金もいっしょに請求されます。料金は自治体ごとに決まっているので、検針票で「使った量(㎥)」と金額を確認しましょう。
知っておきたいこと
✅ 水道代には下水道料金も含まれることが多い(使った水の量に応じて)
✅ 節水すれば、上水道と下水道の両方が下がる
✅ 東京都水道局は、3人家族の場合の目安として1リットルあたり約0.24円(下水道料金と消費税を含む)で節約額を計算しています
✅ 料金は自治体で違うので、自分の地域の料金表で確認
出典:東京都水道局「水の上手な使い方」
① お風呂の節水(いちばん効く)
| やること | 節約の目安 |
|---|---|
| シャワーを1分短く(45℃のお湯) | 年約3,210円(ガス約2,070円+水道約1,140円・資源エネルギー庁) |
| 残り湯(約180L)の半分を洗濯・掃除などに使う | 月約650円(毎日・3人家族・東京都水道局) |
| 体や髪を洗う間はシャワーを止める | シャワーは1分で約12リットル(東京都水道局) |
| 浴槽にお湯をためすぎない・フタをする | お湯の量と、追いだきのガスが減る |
出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(風呂給湯器)」・東京都水道局「水の上手な使い方」
節水シャワーヘッドを考えるなら
✅ 効果は製品の「節水率」と使う時間で変わるので、製品の表示を確認
✅ 計算例:節水率30%の製品を1日10分使うと、12L×10分×30%=1日36L、1か月で約1,080Lの節水。東京都の目安(1Lあたり約0.24円)なら水道代は月約260円(当サイトの計算)。お湯を沸かすガス代も下がります
✅ お金をかけずにできるのは、まずシャワーを1分短くすること
② トイレの節水
| やること | ポイント |
|---|---|
| 「大」と「小」を使い分ける | 小用は「小」、大便は必ず「大」で流す(いつも「小」は詰まりの原因・LIXIL) |
| 音消しのための流し洗いをしない | 擬音装置を使う |
| 古いトイレは節水型に | タンクの水は2001年ごろまでの製品で約13L、2002〜2006年ごろで約8L。今の節水型は「大」5〜6L程度(LIXIL) |
出典:LIXIL「トイレの節水テク、○か×か?」。LIXILの試算では、4人家族(1人1日に大1回・小3回、上下水道1㎥265円)で、13Lのトイレを大6L・小5Lの節水型にすると年約12,000円、8Lのトイレからでも年約4,300円の節約です。
⚠️ タンクにペットボトルを入れるのはNG
トイレは、タンクの水がしっかり流れることで汚物を流しきるように作られています。2Lのペットボトルを2本入れると流れる水が4L減り、途中で止まったり詰まったりするおそれがあります。給水の止水栓を絞っても、タンクにたまる量は変わらないので節水になりません(LIXIL)。
③ キッチンの節水
- 🍽 食器はため洗いに。5分間流しっぱなしにすると約60リットル(東京都水道局)
- 🍽 汚れを先にふき取ってから洗う
- 🚰 節水コマ:蛇口の開け方によっては最大50%の節水。東京都水道局は営業所で無料配布(ふつうの単水栓用。レバー式には付けられず、お湯の蛇口には不要)
- 🍽 こまめに水を止める
食器洗い乾燥機は水をあまり使わない
資源エネルギー庁の目安(1日2回)では、手洗い(40℃のお湯)の水道が年47.45㎥なのに対し、食器洗い乾燥機は年10.80㎥。電気代はかかりますが、水道・ガス・電気の合計で年約6,470円安くなります(資源エネルギー庁)。
④ 洗濯の節水
- 👕 まとめ洗い:容量の4割で毎日洗う代わりに、8割で回数を半分にすると年約4,510円(水道 約4,360円+電気 約180円・資源エネルギー庁)
- 👕 お風呂の残り湯を使う(残り湯の半分を洗濯・掃除などに使うと、3人家族で月約650円・東京都水道局)
- 👕 すすぎ1回でよい洗剤を使う
出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(洗濯機)」(洗濯・脱水容量6kg)・東京都水道局「水の上手な使い方」
⑤ 節水グッズの活用
| グッズ | 確かめること |
|---|---|
| 節水シャワーヘッド | 製品の「節水率」と、手元で止められるか |
| 節水コマ | 蛇口の開け方によって最大50%の節水(東京都水道局。都内は営業所で無料) |
| 蛇口用の泡沫キャップ | 蛇口に合うかと、製品の節水率 |
| 残り湯ポンプ | 洗濯機につなげるか |
効果や値段は製品で違うので、パッケージの表示を確認しましょう。
水道代節約の優先順位
お金がかからず、公式の目安で効果が大きい順
1️⃣ 洗濯はまとめ洗い(年約4,510円)
2️⃣ シャワーを1分短く(ガスと水道で年約3,210円)
3️⃣ 残り湯を洗濯などに(3人家族で月約650円)
4️⃣ トイレの大小を使い分ける
5️⃣ 漏水チェック(小さな漏れでも1か月で数千円〜数万円)
6️⃣ 節水コマ・節水シャワーヘッドなどのグッズ
水道代とガス代のダブル削減
お湯を使う場面の節水は、水道代とガス代の両方が下がります。
シャワーを1分短くした場合(資源エネルギー庁の目安)
✅ 水道:年4.38㎥・約1,140円
✅ ガス:年12.78㎥・約2,070円
→ 合わせて年約3,210円。ガス代の下げ方はガス代を安くする方法に
漏水チェックも忘れずに
水道代が急に高くなったら、漏水の可能性があります。東京都水道局がすすめるチェック方法は次のとおりです。
- 家中の蛇口を閉め、水を使っていない状態にする
- 水道メーターのパイロットを見る
- 水を使っていないのにパイロットが回っている(点滅している)なら、メーターから蛇口までのどこかで漏水
- トイレ(使っていないのに便器に水が流れていないか)、蛇口のポタポタ、給湯器の配管の継ぎ目も確認
| 漏れている場所と状態 | 1か月の漏水量 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 蛇口から糸状(1ミリくらい) | 約6㎥ | 約1,800円 |
| 蛇口から糸状(2ミリくらい) | 約16㎥ | 約5,500円 |
| トイレ:便器の前から箸の先ほどの水が流れている | 約20㎥ | 約7,000円 |
| トイレ:便器の水面がわずかに動いている | 約150㎥ | 約69,000円 |
出典:東京都水道局「漏水は早期発見・早期修繕を!」(1か月放置した場合・下水道料金を含む・口径20ミリで1か月24㎥使う場合・消費税抜き)。緊急時はメーターボックス内のバルブ(止水栓)を右に回すと水が止まります。
自治体の水道料金の減免
自治体によっては、生活が苦しい世帯や福祉の対象となる世帯の減免、地下での漏水など本人の責任でない漏水の減額などの制度があります。内容は自治体ごとに違うので、お住まいの水道局のホームページで「水道料金 減免」を確認しましょう。
⚠️ 水道局の職員を名乗る訪問販売や、悪質な修理業者にも注意してください(東京都水道局も注意を呼びかけています)。
やってはいけない水道の使い方
- シャワーを出しっぱなし:1分で約12リットル
- 大便でも「小」で流す:詰まりの原因(LIXIL)
- 食器を流しながら洗う:5分で約60リットル
- トイレタンクにペットボトル:流れる水が減り、詰まりの原因
- 漏水を放置:トイレの水面がわずかに動く程度でも、1か月で約69,000円(東京都水道局の目安)
よくある質問Q&A
Q. 水道代は電気・ガスみたいに会社を変えられる?
A. 変えられません。水道は市町村などが運営していて、電気・ガスのように会社を選ぶしくみはありません。節約は使い方の見直しが中心です。
Q. 食洗機と手洗い、どっちが節水?
A. 食洗機のほうが水を使いません。資源エネルギー庁の目安(1日2回)では、手洗いの水道が年47.45㎥、食洗機は年10.80㎥で、水道・ガス・電気の合計では食洗機のほうが年約6,470円安くなります。
Q. お風呂は毎日ためる vs シャワー、どっちが安い?
A. シャワーは1分で約12リットル流れ、資源エネルギー庁は「家族4人が4分ずつシャワーを使うと、浴槽1杯分とほぼ同じ」としています。一人で短時間ならシャワー、家族が続けて入るなら浴槽が向いています。
Q. 節水シャワーヘッドは本当に効果ある?
A. 効果は製品の「節水率」と使う時間で変わります。たとえば節水率30%の製品を1日10分使うと1か月で約1,080Lの節水で、東京都の目安(1Lあたり約0.24円)なら水道代は月約260円(当サイトの計算)。お湯を沸かすガス代も下がります。
Q. 水道代が急に高くなった原因は?
A. 漏水の可能性があります。蛇口を全部閉めて、水道メーターのパイロットが回っていないか確認しましょう。東京都水道局の目安では、トイレの水面がわずかに動く程度の漏れでも、1か月で約69,000円になります。
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まとめ:水道代は「お風呂・洗濯・トイレ」と漏水チェックから
✅ 家庭の水の43%はお風呂、20%はトイレ
✅ シャワーを1分短くで年約3,210円(ガス+水道)
✅ 洗濯はまとめ洗いで年約4,510円、残り湯で月約650円(3人家族)
✅ トイレは大小を使い分け、タンクにペットボトルは入れない
✅ 食器洗い乾燥機は手洗いより水を使わない(合計で年約6,470円安い)
✅ 漏水チェックでムダな高額請求を防ぐ
✅ 水道は会社を選べないので、使い方の見直しが中心
水道代は、電気・ガスと違って会社を変えられません。そのぶん「使い方」がそのまま金額に出ます。お金のかからないシャワーと洗濯の見直しから始めて、ときどきメーターのパイロットで漏水も確かめましょう。

この記事で確認した公式ページ(2026年10月)
・東京都水道局「水の上手な使い方」(令和3年度 一般家庭水使用目的別実態調査・令和7年度 水使用実態に関する調査)
・総務省統計局「家計調査 単身世帯 詳細結果表 2025年」第2表 … e-Stat
・総務省統計局「家計調査 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年」第3-1表 世帯人員別 … e-Stat
・東京都水道局「漏水は早期発見・早期修繕を!」(1か月放置した場合の料金の目安)・「水の上手な使い方」(1Lあたり約0.24円・ふろ水の再利用・節水コマ)
・資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(風呂給湯器)」・「(洗濯機・衣類乾燥機)」・「(食器洗い乾燥機)」
・LIXIL「トイレの節水テク、○か×か?」(タンクの水量・ペットボトル・節水型トイレの試算)

