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節約・固定費

家計簿が赤字の月はどうする?【2026年】貯金で埋めていい赤字・だめな赤字

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年に1回の出費の置き場所は 特別費の一覧と月いくら?、合わないお金の正体は 使途不明金はどこに消えた? に。この記事は、家計簿が赤字になった月の扱い方です。

家計簿をつけていると、必ず赤字の月が来ます。そのたびに「貯金で埋めていいのか」「来月に持ち越すのか」で迷います。

答えは、赤字の種類によって違います。赤字は3種類あって、そのうち1つは赤字ですらありません。この記事では、国の家計調査とモデル家庭の1年分の計算から、赤字の見分け方と、家計簿での書き方を決めます。

3秒結論
✅ 赤字は3種類:①特別費の赤字(年1回の出費)②たまたまの赤字(今月だけ)③毎月の赤字(暮らしが収入を超えている)
✅ ①は特別費の積立から出す。②は翌月に繰り越して2か月で取り戻す。③だけは貯金で埋め続けない
✅ 見分けるのは直近3か月の合計。1か月の赤字で落ち込まない

赤字の月が来たら、まず3つに分ける

家計簿の赤字を、特別費の赤字・たまたまの赤字・毎月の赤字の3つに分けるフロー図
図1:上から順に答える。本当に手を打つのは③だけ

質問1は、年に1回の出費を除いたら黒字かどうかです。自動車税、帰省、年末年始、家電の買い替え、冠婚葬祭。これらを除けば黒字なら、家計が悪いのではなく、もともと「その月に出ると決まっていたお金」が出ただけです。

質問2は、直近3か月の合計です。今月を入れた3か月の収支を足して(年1回の出費は除きます)、プラスなら今月の赤字は「たまたま」。マイナスなら、毎月の暮らしが収入を超えている「毎月の赤字」です。

①特別費の赤字は、赤字ではない

モデル家庭の1年間の毎月の収支を示した棒グラフ。赤字の月は自動車税・帰省・年末年始の月
図2:月だけ見ると赤字が3回。1年で見ると黒字

手取り月28万円、毎月の生活費25万円、年に1回の出費(特別費)が年32万円の家で、1年分を計算しました(ボーナスは別)。毎月の収支だけを見ると、5月(自動車税)・8月(帰省)・12月(年末年始)の3回が赤字です。でも1年で合計すると4万円のプラスです。

赤字に見えた3か月は、どれも年1回の出費が原因でした。この赤字は、家計が悪いのではなく「月割りで準備していなかった」だけです。

総務省の家計調査による、2025年の月ごとの消費支出と1年の平均との差を示した棒グラフ。12月と3月が多く、2月が少ない
図3:二人以上の世帯の平均。出典は総務省統計局「家計調査」

国の統計でも、出費は月によって大きく上下します。総務省の家計調査(2025年・二人以上の世帯)では、1か月の消費支出がいちばん多いのは12月の35万1,522円、いちばん少ないのは2月の29万511円。同じ1年の中で約6万円の差があります。12月は食費だけで11万6,474円と、1年の平均より2万円以上多い月です。

12月や3月に支出がふくらむのは、あなたの家だけではありません。今年の分は、貯金から出してかまいません。そのかわり、来年からは年32万円を12で割った月2万7,000円ほどを特別費として積み立てておきます。一覧と月割りのしかたは 特別費の一覧と月いくら?、12月の食費は 年末年始の食費はいくら増える? に。年払いにすると安くなるものは 年払いで得するもの一覧 にまとめています。

②たまたまの赤字は、翌月に繰り越して2か月で取り戻す

今月の2万円の赤字を、翌月と翌々月に1万円ずつ取り戻す流れを示した図
図4:1か月で全部戻そうとしない

外食とまとめ買いが重なった、急な病院代がかかった。こうした「今月だけ」の赤字は、翌月に繰り越して、2か月に分けて取り戻します。2万円の赤字なら、翌月と翌々月に1万円ずつです。

毎月の貯金(先取り貯金や特別費の積立)は止めずに、食費・日用品・娯楽などの変動費で取り戻します。家賃や保険などの固定費は動かしません。1か月で全部取り戻そうとすると、無理な節約の反動で次の赤字が出やすくなります。

⚠️ 繰り越した赤字は「収入」「支出」に書かない

翌月の家計簿は、残高のスタートが「前月から −2万円」になるだけです。これを支出として書くと、同じ赤字を2回数えることになります。黒字のときも同じで、繰り越した黒字は収入ではなく「スタートの残高」です。

③毎月の赤字は、貯金で埋め続けない

直近3か月の合計でもマイナスなら、毎月の暮らしが収入を超えています。ここで貯金から埋め続けると、貯金が減っていくペースが見えなくなるのがいちばんの問題です。

手を打つ順番は3つです。

ただし、子どもが小さい時期や、介護・病気などで、しばらく赤字が続くのが分かっている時期もあります。その場合は「1年間、月2万円まで」のように、貯金から出す期間と金額を先に決めておけば、それは失敗ではなく計画です。

家計簿での書き方まとめ

赤字の種類家計簿での扱い埋めるお金次にやること
①特別費の赤字特別費の欄に書く(毎月の収支と分ける)特別費の積立(今年は貯金でも可)来年から月割りで積み立てる
②たまたまの赤字翌月のスタートを「前月から −○円」に翌月・翌々月の変動費2か月で取り戻す
③毎月の赤字毎月、直近3か月の合計をメモ貯金で埋め続けない固定費・使途不明金・払い方を見直す

もう1つ、赤字の「見かけ」の原因にも注意してください。クレジットカードで使った日と、引き落とされた日の両方を支出に書いていると、同じ買い物が2回数えられて赤字に見えます。書き方は 家計簿の締め日はいつがいい? の図4に。

よくある質問(Q&A)

Q. ボーナスで赤字を埋めてもいい?

A. ①特別費の赤字なら大丈夫です。ボーナスは特別費の財源になります。ただし、③毎月の赤字をボーナスで埋めているなら、1年で見て黒字に見えるだけで、毎月の暮らしは収入を超えています。ボーナスが減った年に一気に苦しくなるので、早めに③の見直しをしてください。

Q. 家計簿は赤字なのに、貯金が減っていません。

A. カード払いを2回数えているか、家計簿に書いていない収入(ポイント、メルカリの売上、税金の還付など)がある可能性があります。書き方は 締め日の記事、メルカリの売上の書き方 に。

Q. 夫婦で赤字の話をすると、けんかになります。

A. 誰が使ったかではなく、「①②③のどれか」を一緒に分けるだけにすると話しやすくなります。月1回の話し合い方は 家計会議のやり方 に。

Q. 赤字の月が2回続いて不安です。

A. まず、年1回の出費(①)が原因の月を外してください。残りで、今月を入れた3か月の合計を出して、プラスなら②のたまたまです。マイナスなら③なので、そこで固定費の見直しを始めれば十分間に合います。

まとめ:赤字は「3つのどれか」を決めるだけ

  • 赤字は①特別費 ②たまたま ③毎月の3種類
  • ①は赤字ではない。今年は貯金から、来年からは月割りで積み立て
  • ②は翌月に繰り越して、2か月で変動費から取り戻す
  • ③だけは貯金で埋め続けない。固定費・使途不明金・払い方を見直す
  • 見分けるのは直近3か月の合計。1か月で落ち込まない

📚 次に読むなら
①の準備は 特別費の一覧と月いくら?、③の見直しは 固定費の見直し方、家計簿の区切り方は 家計簿の締め日はいつがいい? をどうぞ。

この記事で確認した公式ページ(2026年10月)

・総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)12月分及び2025年平均」2026年2月6日公表 … 家計調査(統計局)
・モデル家庭の数字(手取り・生活費・特別費)は、この記事のための試算です。

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