ふるさと納税の家計簿のつけ方【2026年】何費で書く?いつ戻る?
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年に1回の出費の考え方は 特別費の一覧と月いくら?、1か月の区切り方は 家計簿の締め日はいつがいい? に。この記事は、特別費の中でもいちばん迷う「ふるさと納税」の書き方です。
ふるさと納税をすると、家計簿で必ず迷います。12月に6万円出ていったのに、返ってくるのは翌年の住民税から。しかも一度にではなく、1年かけて少しずつです。そのまま「支出」と書くと12月だけ大赤字に見え、書かないと口座のお金が合いません。
この記事では、お金が出てから戻りきるまでの流れを月ごとの図にして、何費に・いつ・いくら書けばいいかを決めます。控除のしくみは総務省の公式ページ、アプリの動きはマネーフォワード MEの公式ヘルプで確認しています(2026年9月)。
3秒結論
✅ ふるさと納税は「特別費」に書く。毎月の家計簿には入れない
✅ 12月に寄付しても、住民税が安くなるのは翌年6月から。戻りきるのは1年半後の翌々年5月
✅ 本当の自己負担は2,000円。返礼品は家計簿に書かず、食費が下がる形で見る
お金の流れ:12月に6万円寄付すると、戻りきるのは1年半後
年収500万円の会社員(独身または共働き)が、上限の目安(約6万円)の範囲で、2026年12月に6万円を寄付した例です。ワンストップ特例を使うと、6万円から2,000円を引いた5万8,000円が、翌年度の住民税から差し引かれます(総務省「税金の控除について」)。

押さえておきたいのは3つです。
- 寄付した12月に、6万円がまるごと出ていく。カード払いなら口座から出るのは翌月ですが、家計簿は「使った日」の12月で書きます
- 翌年の1〜5月は、何も戻ってこない。ワンストップ特例の申請書を1月10日までに出しても、変わるのは6月からの住民税です
- 翌年6月から翌々年5月まで、住民税が毎月約4,800円ずつ安くなる。12回で5万8,000円。会社員なら給料から天引きされる住民税が減るので、給料の手取りが増える形で戻ってきます
つまり家計から見ると、ふるさと納税は「6万円を1年半立て替えて、2,000円と返礼品を交換する」しくみです。なお住民税は6月から翌年5月の12回に分けて天引きされ、割り切れない端数は6月分にまとめられるので、6月だけ金額が少しずれることがあります。
寄付した月で、立て替える期間が変わる
どの月に寄付しても、住民税が安くなり始めるのは翌年の6月です。だから早く寄付するほど、お金が戻るまで長く待つことになります。

1月に寄付すると、戻りきるまで2年4か月。12月なら1年5か月です。返礼品は早く届きますが、家計のお金はそのぶん長く眠ることになります。
やりくりだけで見ると、11〜12月にまとめて寄付するのがいちばん立て替えが短く済みます。ただし12月末は申し込みが集中し、決済が年内に間に合わないこともあるので、11月中が安全です。締切は お金の締切カレンダー にまとめています。
家計簿の書き方は3つ。おすすめは「特別費で全額」
| 書き方 | 寄付した月 | 翌年6月から | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| A 特別費で全額を書く(おすすめ) | 特別費から6万円 | 何も書かない(給料の手取りが増える) | ほとんどの人 |
| B 税金の前払いとして分ける | 支出は2,000円だけ。5万8,000円は「前払い」 | 毎月約4,800円ずつ前払いを減らす | 1円単位で合わせたい人 |
| C 毎月の家計簿に「税金」で書く | 12月の支出が6万円増える | 何も書かない | おすすめしない |
Cは、12月だけ大赤字に見えて、翌年は理由もなく黒字に見えます。前の年と比べられなくなるので、おすすめしません。Bはいちばん正確ですが、毎月の手間がかかり、アプリではまねしにくい方法です。
A(特別費で全額)なら、毎月の家計簿はきれいなまま、1年の差し引きも合います。
A(特別費)の記入例

1行目は寄付した日。2行目は、翌年6月ごろに届く住民税決定通知書で「寄附金税額控除」の金額を確かめた日です。通知書のどこを見ればいいかは 住民税通知書の見方 に。
確定申告をした場合は、控除の一部が所得税の還付として春に口座へ振り込まれ、残りが6月からの住民税で戻ります。戻ってきた還付金は収入にせず、特別費に戻すと、1年の差し引きが合います。
返礼品は家計簿に書かない
お米や日用品の返礼品は、お金ではなく「もらったもの」なので、家計簿には書きません。その代わり、届いた月から食費や日用品費が下がる形で効果が見えます。
効果を数字で知りたい人は、特別費のメモ欄に「お米10kg、ふだん買うならいくらか」を書いておくと、あとで「ふるさと納税でいくら浮いたか」が分かります。なお返礼品にかけてよい費用は、寄付額の3割以下と決められています。
アプリで管理するときの落とし穴:寄付が2回入る
マネーフォワード MEは、さとふると、ふるさとチョイスの寄付を自動で取り込めます。返礼品の名前と金額が家計簿に入り、今年の寄付の合計も確認できます(公式ヘルプ「ふるさと納税の管理方法」)。
気をつけたいのは、寄付に使ったクレジットカードもつないでいると、同じ寄付が2回入ることがある点です。公式ヘルプは、通販サイトとカードの両方から同じ買い物が入る場合に、カード側の履歴を「振替」にする方法を案内しています。振替は収入でも支出でもないので、家計簿の計算から外れます。ふるさと納税も同じ考え方で、どちらか片方を振替にしてください。
カード払いを2回数えてしまう間違いは、ふるさと納税に限らずよく起きます。考え方は 家計簿の締め日の記事 の図4に。
ふるさと納税の予算は、月割りで積み立てる
12月に6万円を一度に出すと、特別費が足りなくなる家もあります。その場合は6万円÷12か月=月5,000円を、1月から特別費に積み立てておきます。
上限の目安は年収と家族構成で変わります。自分の上限は 年収別の早見表 で確かめてください。共働きなら夫婦それぞれに上限があり、名義を分けて寄付する必要があります。上限を超えて寄付した分は、ほとんど戻らず自己負担になります。
⚠️ 先に、正直な話を
ふるさと納税は「タダで返礼品がもらえる制度」ではありません。来年払う住民税を先に払って、お礼に品物をもらうしくみです。図1のとおり、寄付したお金は1年半かけて戻ってきます。そのあいだの家計に余裕がない年は、寄付額を上限の8割くらいに抑えるのが安全です。
よくある質問(Q&A)
Q. ふるさと納税は何費で書けばいい?
A. 特別費の中の「ふるさと納税」がおすすめです。「税金」や「寄付」で書く人もいますが、どちらにしても毎月の家計簿とは分けるのが大事です。
Q. 寄付したのに、住民税が安くなっていません。
A. 安くなるのは寄付した翌年の6月からです。6月になっても変わらないときは、住民税決定通知書の「寄附金税額控除」を見てください。空欄なら、ワンストップ特例の申請が届いていない可能性があります。その場合も、5年以内なら確定申告で取り戻せます。
Q. ふるさと納税サイトのポイントは、家計簿にどう書く?
A. 2025年10月から、寄付にポイントを付けるサイトを通じた募集が禁止され、ふるさと納税サイト独自のポイントはなくなりました。クレジットカードのふだんのポイントは今まで通り付くので、ほかの買い物と同じ扱いで大丈夫です。
Q. 共働きで、2人とも寄付したら?
A. 特別費の中で「夫の分」「妻の分」と名義ごとに分けて書きます。住民税が安くなるのも、それぞれの給料からです。
Q. ワンストップ特例と確定申告で、家計簿の書き方は変わる?
A. ワンストップ特例は、翌年6月からの住民税だけで戻ります。確定申告は、一部が春に所得税の還付として振り込まれ、残りが6月からの住民税で戻ります。戻る合計はほぼ同じなので、特別費ノートの2行目に「還付」と「住民税」を分けて書けば十分です。
まとめ:ふるさと納税は「特別費」と「1年半」で考える
- ふるさと納税は特別費に書く。毎月の家計簿には入れない
- 12月の寄付でも、戻り始めるのは翌年6月、戻りきるのは翌々年5月
- 早く寄付するほど立て替えが長い。やりくりで見れば11月中
- 返礼品は書かない。食費が下がる形で見る
- アプリでは、カードと2回入っていないか確認する
📚 次に読むなら
自分の上限は 年収別の早見表、6月の答え合わせは 住民税通知書の見方、家計に効く返礼品は 返礼品おすすめランキング をどうぞ。
この記事で確認した公式ページ(2026年9月)
・総務省「ふるさと納税のしくみ:税金の控除について」
・国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」
・マネーフォワード ME「ふるさと納税の管理方法」
・マネーフォワード ME「通販履歴とカード履歴が二重計上になるのを解消する方法」
・楽天ふるさと納税「ポイント付与ルール変更のおしらせ」(2025年10月からの変更)
