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節約・固定費

家計簿でできるお金のセキュリティ対策【2026年】カードの不正利用・フィッシングに月1回5分で気づく

秋の夜の窓辺。木のテーブルに真鍮の南京錠と無地のノート、ランプと湯気の立つマグカップ。家計簿でできるお金のセキュリティ対策
osiri-buruu

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カードの締め日と家計簿の月の決め方は 家計簿の締め日はいつがいい?、口座やカードを自動でつなぐなら マネーフォワードME使いこなし に。この記事は、家計簿の見直しを、お金の不正に気づく見張り役にする話です。

身に覚えのない数百円の請求、カード会社をかたるメール、知らないうちに増えた証券口座の銘柄——お金の不正は、気づくのが遅いほど被害が大きくなります。

日本クレジット協会は、不正利用の被害を小さくするために必要なのは「できるだけ早くその被害に気付くこと」で、そのための有効な対策のひとつがカード利用明細の確認だとしています(日本クレジット協会)。毎月家計簿をつけている人は、すでにその入口に立っています。この記事では、公式の数字と注意点を確かめて、家計簿の見直しに足す「5分のチェック」をまとめます。

3秒結論
✅ 2025年のカード不正利用は510.5億円、フィッシングの報告は245万4,297件で過去最多(日本クレジット協会・警察庁)
✅ 家計簿を見直す月1回の日に、カード・引き落とし・PayPay・ポイント・証券口座を5分で確かめる
✅ 覚えのない請求は、すぐカード会社へ。カード会社が確認の連絡でカード番号を入力させることはない

数字で見る、2025年のお金の不正

項目2025年前の年(2024年)
クレジットカードの不正利用被害額510.5億円555.0億円
フィッシングの報告件数245万4,297件(過去最多)171万8,036件
ネットバンキングの不正送金被害額約104億円約87億円
証券口座への不正取引の件数9,861件(不正アクセスは17,717件)—

出典:日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」(2026年3月6日)、警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」の統計データ、金融庁「インターネット取引サービスでの不正アクセス・不正取引の被害状況」(2026年10月9日、暫定値)。

カードの不正利用は2024年の555.0億円から少し減りましたが、日本クレジット協会は「依然として高い水準」としています。2026年4〜6月だけでも107.7億円でした(日本クレジット協会)。フィッシングの報告は1年で4割以上(42.9%)増えています。

証券口座の乗っ取りは、2025年4月に不正取引が3,033件と一番多くなりました。金融庁によると、多くは乗っ取った口座の株を勝手に売り、その代金で国内外の小型株などを買うやり方で、被害にあった口座には知らない小型株が残ります。2026年7〜9月の不正取引は月2〜25件まで減っていますが、ゼロではありません(金融庁)。

家計簿が「見張り役」になる理由

日本クレジット協会は、利用明細を見るときのポイントを次のようにまとめています(利用明細確認のポイント)。

  • 紙の明細は届いたらすぐ、Webやアプリの明細はカードを使っていなくてもこまめに見る
  • 「請求金額」だけでなく、利用日・利用店名・金額・支払方法まで見る
  • お客様控えと金額が違う請求や、使った覚えのない請求があったら、すぐカード会社に連絡する
  • カード会社の利用通知サービスを使い、カード会社からの利用確認の連絡に答える

家計簿をつけていると、毎月この「利用日・店名・金額」を自然に見ることになります。家計簿に書いた支払いと明細を照らし合わせれば、家計簿に書いていない支払い=覚えのない支払いの候補がすぐ浮かびます(当サイトの考え)。家計簿と残高が合わないときの探し方は 使途不明金はどこに消えた? に。

月1回・5分のセキュリティチェック

月1回・5分のセキュリティチェック。1カードの明細、2毎月の引き落とし、3PayPay・電子マネー、4ポイント、5証券口座(NISA)
▲ 家計簿を見直す日に、この5つを見るだけ(当サイトのおすすめ)
見るところ何を見るかくわしい記事
① カードの明細利用日・店名・金額・支払方法まで、家計簿の記録と照らす。金額が小さくても、覚えがなければ連絡締め日の決め方は家計簿の締め日
② 毎月の引き落とし知らない月額料金やサブスクが増えていないか見直しの順番は見落とし固定費ワースト10
③ PayPay・電子マネーアプリの履歴と残高を、家計簿と合わせる書き方はPayPayのチャージの書き方
④ ポイント使った覚えがないのに減っていないか書き方はポイントで払った分の書き方
⑤ 証券口座(NISA)知らない銘柄が増えていないか、覚えのない売買がないか積立の書き方は貯金・NISAの積立の書き方

①は日本クレジット協会、⑤の「知らない小型株が残る」は金融庁の説明によります。チェックの組み合わせと順番は、当サイトのおすすめです。

夫婦で家計簿をつけているなら、月1回の家計会議の最初の5分に入れると忘れません。

今日やっておく設定

クレジットカード

証券口座(NISA)・ネットバンキング

  • ログイン・取引・出金・出金先の変更のときの多要素認証と通知サービスを有効にする。パスキーなどのより強い認証が使えるようになったら、すぐ設定する(金融庁)
  • ログインはブックマーク(または公式アプリ)から。メールやSMSのリンクから開かない(金融庁・警察庁)
  • パスワードは使い回さない。長く、推測されにくいものにする(金融庁・警察庁)
  • スマホやパソコンのOS・アプリを最新の状態にする(金融庁)

⚠️ カード会社をかたる連絡に注意

日本クレジット協会は、カード会社からの利用確認の連絡を装ったフィッシング詐欺も報告されているとして、カード会社が利用確認の連絡でクレジットカード番号などの入力を求めることはないとしています(日本クレジット協会)。番号の入力を求められたら、そのページは閉じて、カードの裏や公式アプリにある連絡先から確かめます。

覚えのない支払いを見つけたら

  1. カード会社・証券会社・銀行に連絡する。電話番号はカードの裏や公式サイト・公式アプリで確かめる(メールに書かれた番号やリンクは使わない)
  2. パスワードをすぐ変える。同じパスワードを使っているほかのサービスも変える(金融庁)
  3. 警察に相談する。最寄りの警察署かサイバー犯罪相談窓口、または警察相談専用電話「#9110」(警察庁 サイバー犯罪相談窓口・警察庁)
  4. 家計簿では、調べている間は支出に入れず「調査中」のメモに分けておく。戻ってきたら消す(当サイトの考え)

補償の条件は、カード会社ごとの会員規約で決まっています。気づいたらすぐ連絡することが大事です。

よくある質問(Q&A)

Q. 数百円の、知らない請求がありました。

A. 金額が小さくても、使った覚えがなければカード会社に連絡します。日本クレジット協会も、利用覚えのない請求があったら速やかに連絡するようすすめています。家計簿に書いていない支払いだけを拾えば、確かめる数は多くありません。

Q. 家計簿アプリに銀行やカードをつなぐのは危なくない?

A. 銀行の口座の情報を取りにいくサービスの会社は、金融庁の「電子決済等代行業者」の登録一覧で確かめられます(金融庁)。アプリ側でも多要素認証などが使えるなら設定し、アプリを入れていても、月1回は明細そのものを見ます。使い方は マネーフォワードME使いこなし に。

Q. 家族の分のカードも見たほうがいい?

A. 家族カードの利用は、本会員の明細にまとめて請求されるのが一般的です(くわしくは各カード会社の案内で)。世帯の家計簿でまとめて見ると、家族の分の覚えのない支払いにも気づけます。人の分を立て替えた支払いの書き方は 立て替えたお金の書き方 に。

まとめ:家計簿は、お金の不正の見張り役

  • 2025年のカード不正利用は510.5億円、フィッシングの報告は245万件をこえて過去最多
  • 不正は早く気づくのが一番の対策。家計簿の見直しの日に5分のチェックを足す
  • カードは利用通知と3-Dセキュア、証券口座は多要素認証・パスキー
  • 覚えのない支払いはすぐ連絡。メールのリンクや番号は使わない

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カードの選び方は 一人暮らしのクレカ入門、新NISAの口座は 新NISAの始め方、知らない引き落としの探し方は 見落とし固定費ワースト10 をどうぞ。

🔑 個人情報の流出が気になったら
流出に備えて初心者が最初にやる順番(1番はパスワードの使い回しをやめる、2番は2段階認証)と、「流出しました」のお知らせが来たときの動き方は 個人情報の流出、初心者が1番先にやる管理は? に。

この記事で確認した公式ページ(2026年10月)

・日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」(2026年3月6日。2025年510.5億円、前年比8.0%減)・「同」(2026年9月7日。2026年4〜6月107.7億円)・「クレジットカード不正利用5つの対策」(2024年555.0億円)・「利用明細確認のポイント」・「利用明細確認に加えてできること」(カード会社が利用確認でカード番号等の入力を促すことはない)
・警察庁「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」統計データ(フィッシング報告件数 令和6年1,718,036件・令和7年2,454,297件、インターネットバンキング不正送金被害額 令和6年約86.9億円・令和7年約104.0億円)
・警察庁「Cyber Police Agency Letter 2026 Vol.19」(2026年10月23日更新。メール内のリンクを安易にクリックしない・パスワードを使い回さない・多要素認証、相談は警察署・サイバー犯罪相談窓口・#9110)・「サイバー犯罪相談窓口」
・金融庁「インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引にご注意ください」(2026年10月9日更新。多要素認証・パスキー、ブックマークからアクセス、パスワードを使い回さない、OSを最新に、こまめに口座の状況を確認)・「被害状況」(2025年1月〜2026年9月、暫定値)・「電子決済等代行業者登録一覧」
・月1回・5分のチェックの組み合わせ、家計簿での「調査中」メモは、当サイトの考えです。

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